著者のコラム一覧
桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

永野芽郁&田中圭の不倫スキャンダルをスルーするテレビ局の身勝手…ジャニーズの時の反省は?

公開日: 更新日:

 だが、永野の所属するスターダストプロモーションが擁するタレントを見れば一目瞭然。NHKの朝ドラ「あんぱん」の北村匠海、大河「べらぼう」の横浜流星、内野聖陽山田孝之市原隼人濱田岳岡田将生山崎賢人仲野太賀北川景子常盤貴子……、錚々たるメンバーが所属している。芸能通でなくてもハハ~ンだ。

 中でもTBSは永野が放送中のドラマ「キャスター」に出演していることもあって、「サンジャポ」でもなきものに。あの空気を読まないことでおなじみの爆笑問題太田光でさえもスルーした。

 旧ジャニーズ問題で反省していたはずのテレビ局だが、旧ジャニーズからスターダストに忖度対象が変わっただけか。その体質は何も変わっていないことになる。テレビが信用をなくすわけだ。

 ほぼ時を同じくしてTBSが同局の女性アナウンサーに対するセクハラ事案が複数あり、その対応が不十分だったと公表した。フジテレビの不祥事を他山の石とし、TBSでも類似の事例が起きていないか調査し、透明化を図ったものだが、出てきたのはなんと25年前から15年前のこと。そんな前のことを掘り起こしてまでわびた。こちらとしては、そんな四半世紀前のことより、今はどうなんだと言いたい。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  2. 2

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  3. 3

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  1. 6

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  2. 7

    JLPGA専務理事内定が人知れず“降格”に急転!背景に“不適切発言”疑惑と見え隠れする隠蔽体質

  3. 8

    「俳優座」の精神を反故にした無茶苦茶な日本の文化行政

  4. 9

    (72)寅さんをやり込めた、とっておきの「博さん語録」

  5. 10

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動