フジ・メディアHD株主総会間近…328億円赤字でも「まだマシ」と思える系列ローカル局の“干上がり”ぶり

公開日: 更新日:

 いまだ中居正広氏の問題に揺れるフジ・メディア・ホールディングス(FMH)の株主総会が6月25日に迫っている。

 フジテレビの2025年3月期決算は、純損益328億円の赤字。来週の株主総会にはSBIホールディングスの北尾吉孝会長兼社長(74)、村上ファンドでおなじみの村上世彰氏(65)の長女、野村絢氏(37)、ホリエモンこと堀江貴文氏(52)らが参戦するとも言われ、FMH側も“魔の10時間会見”に続く正念場に戦々恐々だという。

「とはいえフジ本体はいいですよ。プールしてきた潤沢な資金があるし、新規スポンサーCMが流れていますから。こっちは本気で火の車です」と語るのはフジ系列の地方局員だ。

「全国ネットで各地方に自動的に配分されていたCMがなくなり、地元のスポンサーは他局に流れ、すっかり蚊帳の外です。『笑っていいとも!』があった時代は、いいとも枠は絶大でした。地方だと一旦家に帰ってお昼を食べながら『いいとも』を見る人も多かったですからね。今では『いいとも』的なCM出稿の柱になる番組もなくなり、今季はアーティストが一堂に揃う『FNS歌謡祭・春』もなかった。もう起死回生の策がない」(フジ系列局の営業部員)という。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「時代に挑んだ男」加納典明(25)中学2年で初体験、行為を終えて感じたのは腹立ちと嫌悪だった

  2. 2

    ソフトB近藤健介の原動力は「打倒 新庄日本ハム」…憂き目にあった2022年の“恩返し”に燃える

  3. 3

    ドジャースが欲しがる投手・大谷翔平の「ケツ拭き要員」…リリーフ陣の負担量はメジャー最悪

  4. 4

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?

  5. 5

    参政党が消せない“黒歴史”…党員がコメ農家の敵「ジャンボタニシ」拡散、農水省に一喝された過去

  1. 6

    遠野なぎこさんを追い詰めたSNSと芸能界、そして社会の冷酷無比な仕打ち…悲惨な“窮状証言”が続々

  2. 7

    巨人・田中将大「巨大不良債権化」という現実…阿部監督の“ちぐはぐ指令”に二軍首脳陣から大ヒンシュク

  3. 8

    藤浪晋太郎に日本復帰報道も、古巣阪神出戻りは「望み薄」…そして急浮上する“まさか”の球団

  4. 9

    巨人・田中将大を復活させる「使い方」…先発ローテの6番目、若手と併用なんてもってのほか

  5. 10

    自民・鶴保失言「運のいいことに地震」で苦戦の二階ジュニアに赤信号…参院選“仁義なき紀州戦争”決着か