「時代に挑んだ男」加納典明(32)平凡パンチの2人の編集者が過激性、渇仰を引き出してくれた
加納「そう。石川次郎※たちが俺から引き出してくれた」
※石川次郎(いしかわじろう):1941年東京生まれ。編集者。早大卒後、平凡出版に入社。『平凡パンチ』の編集者として活躍した後、いったん退社。その後、再入社し、『BRUTUS』や『ターザン』などの創刊編集長になって一世を風靡。1994年から8年間、テレビ朝日系列『トゥナイト2』のキャスターを務めた。
増田「同じく平凡パンチの編集者だった椎根和さんと」
加納「石川次郎と椎根和。あの2人が中心になってね」
増田「椎根和さんはそのときすでに知り合いだったと仰ってましたね」
加納「バーの飲み友達でね。それで飲んでるときに『今度、うちで女性のヌード撮ってみないか』と言われた。でも、当時まだ週刊プレイボーイでもヌードは今みたいな本格的なのはやってなかった。ヌードやってるのは芸術写真系の雑誌、モード雑誌、それから一般の総合月刊誌とか総合週刊誌で大御所が何枚か巻頭グラビアとして撮るものしかなかった」
増田「週刊文春とか週刊新潮とか」