著者のコラム一覧
田崎健太ノンフィクション作家

1968年、京都市生まれ。ノンフィクション作家。早大卒業後、小学館入社。「週刊ポスト」編集部などを経て、99年末に退社。著書に「W杯に群がる男たち―巨大サッカービジネスの闇 」(新潮文庫)、「偶然完全 勝新太郎伝」(講談社+α文庫)、「真説・長州力 1951-2018」(集英社文庫)、「電通とFIFA」(光文社新書)、「真説・佐山サトル」(集英社インターナショナル)、「ドラガイ」(カンゼン)、「全身芸人」(太田出版)など多数。

「俺たちは虚実、皮膜紙一重を泳いでいるわけだ」…表舞台に出たことのない芸能界の首領たちの生声

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 そのさじ加減は極めて属性が高く、一子相伝的であると田辺は考えていた。ぼくは今回、拙著を約9年間かけて執筆し、田辺の他、ホリプロの堀威夫、安室奈美恵を育てたライジングプロダクションの平哲夫と沖縄アクターズスクールのマキノ正幸、B'z、ZARD、BOØWYを見いだしたJポップの首領・ビーイング長戸大幸、そして元吉本興業会長の大崎洋。問いはなかなか尽きず、取材はいつも長時間となった。

 こうした男たちが、この世を去りつつある。おどろおどろしく、人間くさい、ザ・芸能界は本当の終わりに近づいているのかもしれない。彼らの言葉を残せた幸運を噛みしめている。

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