人気ゲーム「ぷよぷよ」生みの親…仁井谷正充さんは75歳の今も新作ゲームを開発中
■物欲はなく、あるのは“事業で成功したい”欲だけです
「健康に気をつけ、自炊していますから。ご飯に味噌汁、野菜、肉……調味料にも気をつけて作り、腹八分目を実践しています。カップ麺やインスタント食品なんてとんでもない。酒もたばこもやりません。オヤジは97歳まで生き、オフクロは100歳で今も存命。私も長生きするでしょう」
ぜいたくはもう十分味わった、ということか。
「いえ、私は貧乏学生時代も、『ぷよぷよ』が売れて年収が1億円あったときも、破産後も、生活は基本、変わっていません。年収1億のときはラーメンを食べるためだけに北海道へ飛んだりしたこともありましたが、物欲や遊びたい気持ちはない。あるのは“事業で成功したい”欲だけ。だから、『ぷよぷよ』がヒットして多くの人に楽しんでもらえた経験はうれしい。それが破綻してしまい反省はありますが、後悔はありません」
事業欲は今も強い。
■会社は倒産し自己破産。警備員や介護アルバイトをしながらも「夢よ、もう一度」