著者のコラム一覧
てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。最新著「王者の挑戦『少年ジャンプ+』の10年戦記」(集英社)、伝説のテレビ演出家・菅原正豊氏が初めて明かした番組制作の裏側と哲学をまとめた著者構成の「『深夜』の美学」(大和書房)が、それぞれ絶賛発売中!

見えそうで見えない、柴田理恵の権威とは無縁の自由な笑い

公開日: 更新日:

「私たちは隠すことが美学だから!」
柴田理恵フジテレビ系「ぽかぽか」9月25日放送)

  ◇  ◇  ◇

 柴田理恵(66)といえば「ワハハ本舗」の看板女優のひとり。2008年に開催した公演で“事件”が起こった。その公演に対し、局部を露出しているという通報があり、現行犯逮捕を狙って警察がビデオカメラを手に15人体制で見に来たのだ。そのときを柴田が回想し、絶対に見せていないと主張した一言が、今週の言葉だ。

「見えそうで見えないところが面白い」のだと。事実、公演中露出することなく終了。そのエンディングで客席に踊りながら降りた久本雅美と柴田は警察に「楽しかった? イエーイ」と手を掲げると、警察もそれに応えてハイタッチを交わしたという。

 柴田は大学4年生の頃に、佐藤B作と一緒に芝居がやりたいと思い、東京ヴォードヴィルショーに入団した。だが、数年経っても活躍の場がなく、同じ若手劇団員だった佐藤正宏、久本雅美らと独立。主宰を務めたのは喰始だ。「ゲバゲバ90分」や「カリキュラマシーン」(ともに日本テレビ系)の構成作家だったが、テレビの自主規制が嫌になったこともあり、劇団を立ち上げた。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人・田中将大はヤンキースに未練タラタラ…「一途な200勝男」は復帰願望を周囲にこぼしていた

  2. 2

    阪神・才木浩人はドジャース入りで大谷と共闘の現実味…「佐々木朗希より上」の評価まで

  3. 3

    カムバック星野監督の“2カ月20kg”の無茶ぶりに「嫌です」なんて言えるはずもなく…

  4. 4

    今オフ日本史上最多5人がメジャー挑戦!阪神才木は“藤川監督が後押し”、西武Wエースにヤクルト村上、巨人岡本まで

  5. 5

    高市早苗氏は頼みの党員・党友支持に急ブレーキで決戦シナリオ破綻…陣営が迫られる「地獄の選択」

  1. 6

    不世出のストライカー釜本邦茂さんが草葉の陰から鹿島18歳FWの「代表入り」をアドバイス

  2. 7

    国民民主党“激ヤバ”都議に「免許不携帯」疑惑 日刊ゲンダイの直撃にブチ切れ!【動画あり】

  3. 8

    ヤクルト村上宗隆の「メジャー契約金」は何億円?

  4. 9

    そうだ、風邪をひけばいいんだ!減量に行き詰まった末、裸同然で極寒の庭へ飛び出した

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇