創価学会「芸術部」は連立離脱でどう動く? 元創価学会の長井秀和氏が読み解く公明党の将来

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 元創価学会で、芸能人らによる「芸術部」にいた西東京市議の長井秀和氏(55)は宗教二世の立場から、学会や公明党の暗部を批判してきた。公明党はこのほど自民党との26年に及ぶ連立を解消したが、政権与党でいることで「利するところも多分にあった」とこう指摘する。

「たとえば創価学会内部で、組織的に不正投票や期日前投票の悪用が行われ、1人で最大36回投票したケースもあったと聞いています。もちろんこうした行為は公職選挙法違反にあたりますが、実際に法的処置や捜査が行われたという形跡はないに等しいんです。また、私も学会『芸術部』にいた頃、学会の本部や会館、関連施設での政治活動に駆り出され、政治や選挙活動に加担していたのですが、そうした会館の使用費用、経費など、備品にいたるまで、ほとんど何ひとつ政治活動費として政治資金収支報告書に計上したという話を聞いた覚えがない。自前の会館であれ、目的外使用にあたり、政治資金収支報告書に記載しなければならないものであるにもかかわらず、スルーし続け、それが看過されてきたのでしょう」

 ーーその背景として、政権与党であることが大きいと。

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