創価学会「芸術部」は連立離脱でどう動く? 元創価学会の長井秀和氏が読み解く公明党の将来

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 ーーもともと公明党はクリーンで清潔な政治を目指していたはずですが。

「仰る通り。公明党は国民全体に奉仕する大衆政党であり、下駄の雪でもなければ、創価学会も公明党の理念である『大衆福祉の実現』や『民主主義の発展』を信仰の土台とし、『芸術部』も自民党の集票マシーンではなく、文化や平和への活動を主眼としていました。しかし、自民との連立政権を樹立した1999年から、ほとんど真逆へと進んでしまった。連立入り以前、89年の『横浜捨て金庫事件』がそうした流れをつくってしまったとの見方があります。学会関連の倉庫でごみとして誤って捨てられた金庫から1億7000万円が発見され、90年から92年にかけて、東京国税局から大規模な税務調査を受けたんです。それを屈辱とし、圧力を受けるのは弱いからで、政権与党になればと権力志向にチェンジしたきっかけとみられています」

■「芸術部」所属の芸能人ら約1万人も〝集票マシーン〟として使われてきた怒り、屈辱感

 ーーそれもこれも、今回の政権離脱でふり出しに。

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