国分太一の日テレへの“反撃”は正しい…仕事も生活も奪って、会見もさせないのはなぜだ
メディアといえば、週刊文春の記事にも言及しておきたい。
「高橋藍(24)がインフルエンサーと人気No.1AV女優に二股スパイク!」がそれである。
高橋はバレーボール日本代表の若きエース。身長188センチで旧ジャニーズ系のいい男で、独身。モテないわけがない。二股どころか三股、五股かけても不思議ではない。
文春は高橋を張り込み、AV女優と六本木のカラオケ付きの個室に入り、その後、都内の高級外資系ホテルに泊まったことを目撃撮。AV女優と会った翌日の夜に、人気インフルエンサーの女性と前夜と同じホテルへ消えたのもスクープ撮している。
文春に直撃された高橋がビックリしながら、「何がやりたいんですか?」と聞いた気持ちはよくわかる。人妻と不倫をしていて、亭主が怒って文春にタレ込んだというのではない。青春を謳歌している若者を“盗撮”する。文春がよく言う「公益性」がこの記事にはないと、私は考える。読者が文春砲に期待しているのはこんなことではない。
最近の文春には精彩がないと思っていたが、10月23日発売号を買って驚いた。10月30日.11月6日号となっていて「秋の特大号」定価580円である。ちなみに新潮は10月30日号、定価510円。突然、文春だけが合併号にしたのだ。
週刊現代や週刊ポストはだいぶ前から月3回刊などで、正確には「週刊」誌ではない。トップ週刊誌ではあるが、採算的には苦しいといわれていたが、文春も週刊誌をやめるのだろうか? (文中敬称略)
(元木昌彦/「週刊現代」「フライデー」元編集長)



















