「時代に挑んだ男」加納典明(68)何を想像し、何を思うか。それがオリジナリティになり、人生を大きく変える
加納「やっぱり、人としての在り方ですね。たとえば増田さんもプロの作家になっているわけだから、人間として、個性として、どういう道を歩むか、それを深掘りしながら生きているでしょう」
増田「そうですね」
加納「俺もプロだから、やっぱり一般の人たちより、普段から自分を深掘りしているわけだ」
増田「はい」
加納「俺は83年間生きてきた。その足跡が類型的か、そうでないか。それを考えるわけだよ。そうすると『否』と即答できる自分がいる。これは誇れることだよな」
増田「それこそがプロとして生きている証ですよね」


















