倉持明日香さんが元AKB48「チームB」キャプテンを決意したヤクルト古田敦也さんからのアドバイス

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野村克也監督の言葉「地位が人をつくるんだよ」

 でも、私は学生時代から誰かに指示を出したり、リーダーシップを取ったことがないんです。みんなを引っ張っていくタイプではないし、キャプテンなんて務まるはずがないと。それに選抜メンバーの常連でもなく、選抜に入ったり入らなかったりの私が後輩に言えることってあるのかと思いました。

 その時期、元プロ野球選手の古田敦也さんと一緒にお仕事させていただいていて、休憩中に「倉持、キャプテンじゃん」と話しかけてくれたんです。

「私、そういうのやったことなくて。どうしたらいいですか」と聞いたら野村監督からの言葉の「地位が人をつくるんだよ」と言ってもらえて。

「その人に器があるからその地位に行く人もいれば、地位を与えられてその器になろうと努力してなれる人もいる」

 そういう考え方もあるのか! と驚くと同時に私は後者になろうと決めたんです。

「みんなを引っ張っていくだけがキャプテンじゃないよ」とも言っていただき、肩の荷が下りました。みんなが求めるキャプテン像ではなくて、私らしいキャプテンになろうと。

 その後、チームBはすごくチームワークがよかったと思いますし、自分も成長できました。私が言うと説得力ないけど、歴代ナンバーワンかツーを争うくらいのとてもいいチーム(笑)。卒業したメンバーと当時のチームマネジャーと集まり、ご飯することもあります。「あのチームはメチャよかったよね」と話してくれて、泣きそうになりました。

 石橋を叩いて誰かが渡らないと進まないタイプだった私が、キャプテンになった経験で卒業後も挑戦できるようになれました。

 父親は元野球選手(ロッテの投手だった倉持明氏)だったこともあって、野球が好きで今は野球イベントのMCもしています。始球式は7回以上やらせていただきました。父がキャッチャーを務めた時は父が在籍していたロッテのQVCマリンフィールドで始球式をやる念願がかないました。その時の写真はパネルにしていただけて父は優勝パネルみたいにいまだに飾っています(笑)。

 今は保護猫を飼っていて、保護猫を飼える人を増やせるような活動ができればと考えています。

 積極的な倉持を今年もよろしくです。

(聞き手=松野大介)

▽倉持明日香(くらもち・あすか) 1989年9月、神奈川県出身。2007年からAKB48のメンバーとして活動。09年に初の選抜入り。10年には柏木由紀、高城亜樹とフレンチ・キスとしてCDデビュー。15年に卒業後はタレント、司会者として活躍中。

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