SNSの総フォロワー数365万人超!Z世代のカリスマ「しなこ」に直撃インタビュー

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「動画はスマホ1台ですべて完結しています」

 ――インフルエンサーになるまでの道のりを教えてください

「大学生の時は大学院へ進学を考えていました。大学では心理学を学んでいたのですが、大学院に行かないと心理学系の資格が取れないんです。でも、実習に行くのに髪を黒くしなきゃいけないと聞いて『全然ムリ……』って。当時はピンク髪で。本当にやりたいことなら髪を黒に染めることもできたんだと思いますが、自分を曲げてまでやる気が起きなくて。やっぱり原宿が好きだから一度原宿でチャレンジしようと、進路を決めました」

 ――大学を卒業してからは?

「原宿のお店でバイトしながら、動画配信をして。同級生が就活大変だったのも見ていましたから、みんなと同じ熱量で社会人をやらないといけないと思いました。だから、配信も全力で仕事として取り組もうと、全部のアプリを毎日更新して。まだTikTokが視聴者10人しかいないんじゃないかっていうくらい初期の頃から始めたんです」

 ――女の子向けの発信にしたのは?

「最初から女の子向けのコンテンツを考えていて、自分が可愛いって思うものとか、おすすめしたいと思うものを共有するのが好きなんですよ。『自分の好きなものを共有できる』っていうのがSNSの醍醐味であり、自分も幸せだったので、大学卒業してすぐに始めました」

 ――「2024 年間YouTube影響力トレンドランキング」1位、「TikTok上半期トレンド大賞2025」ブレイクスルー部門受賞を受賞し、動画の世界では知らない人はいないインフルエンサーに。TikTokで頭角を現した理由は?

「アンテナが早かったのかな、とは思います。常に種まきをしていますね。内容に関しては、見ている側にとって有益かどうか、発信者として心を動かす何かを与えられているか、と常に考えています。『有名になりたい』って始めて、結果が出なくてすぐやめちゃう人もいますが、自己満足になっちゃいけないと思うんです。有名になりたいなら見てくれる人のことも考えなきゃいけない。見ている人に『何を与えたい』のか、逆に『自分は何ならみんなに、与えられるのか』を考えています。私の場合はASMRだったり、配信がみんなに求めていただけるものでしたが、常に求められることを追求しています。もちろん配信をやっている方たちに気合を入れろとは言う気もないですし、無理なら諦めてもいいと思います。ただ、私の場合は簡単に諦めきれなかったから続けていて、今に至ります」

 ――動画制作も自分で? 編集は大変では?

「スマホ1台ですべて完結しています。動画を作るのに道具を揃えて、とか準備から始めるより、続けられることが大切なので。まずいいカメラとイイ画質を用意して、とか準備の時間がもったいない(笑)。私はめんどくさがりなので、自分ができる範囲で求められるものは何だろうって考えて制作しています」

 ――1日のスケジュールは?

「午前中は主にお仕事の確認や事務的なことをこなして、午後は番組出演や現場に行きます。現場って待ち時間が結構多いので、そのスキマ時間を動画の編集や創作時間にあてています。さっきイベント前に作詞していました(笑)。夕方に編集した動画をアップロードして反応をみたり、次の日の動画を撮ったりしています」

 ――毎日発信はつらくない?

「毎日楽しいので気にはならないですね。やりたいことしかやらせていただいていないので」

 ――レベル30(30歳)になって良かったことは?

「みなさんが『30歳からが面白いよ、仕事の幅も広がって面白くなるよ』と言ってくださるのでワクワクしています! 学生の時はディズニーに行ってもお金を気にしてましたけど、今は自分で働いて好きなもの全部食べられますし(笑)。これもレベル30のおかげです」

 ――印象に残ったプレゼントは?

「イベントの際に覚えたてのひらがなで『あんち(アンチ)にまけないで』って書いたメッセージカードを頂いて。それはお守りのように持ち歩いています。お手紙は一番うれしいです」

 ――今後の目標は?

「これからも動画でみなさんにいい影響を与えたり、提案できたらいいなと思います」

(聞き手=岩渕景子/日刊ゲンダイ

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