【春ドラマ“ビジュいい”若手女優の魅力大分析】(中)やわらかな役もクールな役もこなせる武田玲奈/カリスマ性を秘めた原菜乃華
原菜乃華が演じてきた役には、人前に出る役柄が多い
4月にスタートした「るなしい」(テレビ東京系・木曜深夜0時30分)では、原菜乃華(写真)が連ドラ初主演。2003年8月26日生まれ、東京都出身。子役としてデビューし、22年にアニメ映画「すずめの戸締まり」の主人公の声優にオーディションで選ばれて脚光を浴びた。
今春のドラマでは、“神の子”として育てられ信者ビジネスを行う郷田るなを演じている。
子役を演じた初主演映画「はらはらなのか。」、アイドル役を演じた「【推しの子】」、今回の「るなしい」での人身掌握にも長けた“神の子”役。彼女が演じてきた役には、人前に出る役柄が多い(今田美桜の妹を演じた朝ドラ「あんぱん」も「のど自慢」に憧れる役だった)。
それは、彼女自身がカリスマ性を秘めているからだろう。だが、天真爛漫で愛らしい彼女は、演技をしているとき以外はカリスマのスイッチをオフにしているかのようで、抜群に親しみやすい。
いまの時代に支持される20代女優に共通するのは、上白石萌音・小芝風花・芳根京子、そして原菜乃華など、本当はカリスマ性があるすごい俳優なのに、そういうところはおくびにも出さず、まっすぐに演技に対峙している、やさしい人柄が印象的だという点。
宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」第3次稿に登場するブルカニロ博士(現在一般的に読まれている最終形では削除されている)は、主人公のジョバンニに「おまへはおまへの切符をしっかりもっておいで」と語りかける。
連ドラ主演女優に成長して、ぐんぐん可愛くなっている原菜乃華は、「すてきな女優」への切符を握りしめているのだと思う。その切符を手から離さないで、さらに魅力的な女優になってほしい。


















