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てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。最新著「王者の挑戦『少年ジャンプ+』の10年戦記」(集英社)、伝説のテレビ演出家・菅原正豊氏が初めて明かした番組制作の裏側と哲学をまとめた著者構成の「『深夜』の美学」(大和書房)が、それぞれ絶賛発売中!

相方の固く閉ざされた心を解放した…スリムクラブ真栄田の個性を生かすネタ作り

公開日: 更新日:

 けれど、お笑いを始めるときだけは、自分の意志を貫いた。「もう本当に目の前が真っ暗だったんですよ。で、そういう時にちょっとでも興味のあることを始めようと思ったのが、お笑いだった」(フジテレビ系「さんまのお笑い向上委員会」2026年9月5日)という。しかし、お笑い芸人になっても彼の性格は直らなかった。

 内間は「自分はダメな人間だ」という呪縛に苦しんでいた。自己否定の塊だった。それに対し、「おまえのそんな生き方は間違っている」と真栄田は言い続けた。

 それでも07年、内間は「お笑い、辞めます」と解散を切り出した。舞台で結果も出せず、真栄田の笑いもちゃんと理解できないダメな自分が足を引っ張っていると感じていた末のことだった。

「おまえがダメ人間っていうなら、おまえがダメな人間だっていう証明書持ってこい!」(日本テレビ系「ズームイン!!SUPER」11年2月21日)

 そう言って申し出を突っぱねた真栄田は「少し時間をくれ」「内間は何もせずに立ってるだけでいいよ」(テレビ朝日系「芸人交換日記」11年6月6日)と言って、内間の「持って生まれた、すてきな心」を生かした漫才を考え抜いた。

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