「粗品で年越し」に賭けるフジテレビの勝算…Netflixに"カウコン"を奪われた現在地
■「27時間テレビ」は今年も断念
「粗品さんは人気番組『新しいカギ』でフジとの信頼関係があり、『ツッコミスター』も数字を取っているので、抜擢自体は理にかなっています。ただ、昔なら大みそかは局の威信をかけて、格闘技や大型音楽イベント、看板芸人をぶつける枠でした。現在はダウンタウン級の絶対的MCが不在で、大型特番を新規で立ち上げる体力も落ちており、粗品さんに頼るしかないというより、今ある成功コンテンツの中で最も勝算があるカードを切った、という見方の方が近いでしょう」(テレビ制作関係者)
背景には、フジの経営問題もある。中居正広(54)をめぐる一連の問題でスポンサー離れが進み、26年3月期のフジ・メディアHDは営業損益87億円の赤字となった。スポンサーは回復傾向にあるものの、巨額の制作費を要する「FNS27時間テレビ」は今年も断念。大型特番には複数の提供社が必要で、その確保が困難だったと報じられている。
さらに今年7月には、ドラマ制作をめぐって佐藤二朗(57)、橋本愛(30)の間でトラブルが起こり、「多大な負担と心労」をかけたとしてフジが謝罪。経営だけでなく、制作現場への信頼回復もいまだ途上にある。


















