目上を籠絡し後輩たらし込む…清原和博の“ヤクザ的気質”

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 巨人時代の春季キャンプ中、西武時代からの後輩が母親を亡くすと、練習後にスーツに着替えて通夜に参列。手には、棺に納めるために用意したバットを持っていた。その後、西武時代の先輩に自ら連絡を取り、翌日の告別式には東尾修、石毛宏典ら錚々たる名前の花輪が並んだという。清原が覚醒剤取締法違反で逮捕されてから、「本当は真っすぐで性根の優しいヤツなんだ」と目上の西武OBが異口同音にコメントしたのには、こんな背景もあるのだ。

藤川球児もダルビッシュもやられた

 後輩選手に対してもヤクザまがいのやり方を好んだ。有名な「藤川球児チン○コ事件」もそうだろう。

 05年の巨人―阪神戦、七回裏2死満塁で藤川のフォークボールに三振すると、試合後に「2対10の大差で、2死満塁。カウント2-3でフォークボールはないやろ。ケツの穴が小さいヤツや。チン○コついとんのか!」と報道陣に怒りをブチまけたあの一件だ。

 一軍に定着して1年目のまだ24歳だった若手の藤川を、手前勝手な理屈で恫喝。伝え聞いた藤川はロッカールームで涙を流したといわれる。そうやって最初に、これでもかと縮み上がらせておき、次の対戦で直球勝負の末に再び三振を食らうと、一転して「これまで見てきた中でナンバーワンのストレート」と甘い言葉で持ち上げた。

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