坂口杏里AVも赤字か “転向組”が苦戦する今どき業界事情

公開日: 更新日:

 急逝から3年半、ホスト狂いで借金地獄に陥るとは想像だにしなかったろう。坂口良子の娘の坂口杏里がAV女優デビューする件。元カレを含め、芸能界に衝撃をもたらしたその内容が徐々に明らかになってきた。発売日は10月1日で「Winkの鈴木早智子や小松千春のデビュー作同様、AIV(アダルトイメージビデオ)と呼ばれるソフトな中身になる」(業界関係者)という。

 彼女のデビュー作を手がける「MUTEKI」はいま最も勢いのあるAVメーカーで、「今年に入って元グラドルの高橋しょう子、元SKEの三上悠亜の2人のAV転向組の作品を次々と手がけ、それぞれヒットさせている。少なからず経営的に余裕があるからこそ、仲介ブローカーもMUTEKIに白羽の矢を立てたんでしょう。ただ、坂口の場合は2世タレントのネームバリューが最大にして唯一の武器。あの貧弱な体では売り物にならず、下手すれば、制作費が回収できない可能性もある。たかしょーと三上に続く第3のウエーブが起こるかどうか……」(AVライターの亀野股三郎氏)。

 今どきは芸能界で名を売った元アイドルやタレントがひと肌脱いだところで一本の出演料はセルがバカ売れしてもマックスで1000万~2000万円ほど。しかも「転向組はたとえ処女作が売れても、元値が高いだけにギャラが上がる可能性はほぼない。値打ちは右肩下がりで“使い捨て”というのが現状です」(前出の亀野氏)。

 AVの道も甘くはない。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松井秀喜氏タジタジ、岡本和真も困惑…長嶋茂雄さん追悼試合のウラで巨人重鎮OBが“異例の要請”

  2. 2

    7代目になってもカネのうまみがない山口組

  3. 3

    巨人・田中将大と“魔改造コーチ”の間に微妙な空気…甘言ささやく桑田二軍監督へ乗り換えていた

  4. 4

    福山雅治のフジ「不適切会合」出席が発覚! “男性有力出演者”疑惑浮上もスルーされ続けていたワケ

  5. 5

    打者にとって藤浪晋太郎ほど嫌な投手はいない。本人はもちろん、ベンチがそう割り切れるか

  1. 6

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  2. 7

    DeNA藤浪晋太郎がマウンド外で大炎上!中日関係者が激怒した“意固地”は筋金入り

  3. 8

    収束不可能な「広陵事件」の大炎上には正直、苛立ちに近い感情さえ覚えます

  4. 9

    横浜・村田監督が3年前のパワハラ騒動を語る「選手が『気にしないで行きましょう』と…」

  5. 10

    吉村府知事肝いり「副首都構想」に陰り…大阪万博“帰宅困難問題”への場当たり対応で露呈した大甘な危機管理