初公判では淡々と…ピエール瀧が消せない復帰への懸念材料

公開日: 更新日:

■俳優歴=コカイン歴

 現在は松本医師のもと、週1回更生プログラムに通院。全24回中、8回分をこなしたという。瀧は「(更生プログラムの)テキストをもとに使用する動機、条件、対処法を学んでいるところです」とし、どういう条件が揃うと薬物を使っていたのかについて「仕事のやり方が過密すぎた」と自身を振り返った。

 検察側は懲役1年6月を求刑、弁護側は執行猶予付き判決を求め、瀧は最後に「これから先、薬物に手を出さないことを誓います」と答え、裁判官、検察側、傍聴席と各方向に会釈して法廷を後にした。

 感極まることもなく、淡々と語る姿はドラマの一場面のようで、終始動揺は見られなかった。友人が車で通院の送迎をしていること、近所の人が夕食を差し入れてくれたり、以前と変わらず挨拶してくれること、サポートしてくれる人は「30人くらいいると思う」などと近況を明かした瀧。薬物は“孤独病”といわれる中、回復に恵まれた環境にいることは確かなようだ。

 しかし、俳優としてのキャリアがすべてコカイン使用歴と重なっているということにどう対処していくのか……。そもそも役者は向いてなかったのかもしれない。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    2度不倫の山本モナ 年商40億円社長と結婚&引退の次は…

  2. 2

    日本ハムFA松本剛の「巨人入り」に2つの重圧…来季V逸なら“戦犯”リスクまで背負うことに

  3. 3

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  4. 4

    「ばけばけ」好演で株を上げた北川景子と“結婚”で失速気味の「ブギウギ」趣里の明暗クッキリ

  5. 5

    「存立危機事態」めぐり「台湾有事」に言及で日中対立激化…引くに引けない高市首相の自業自得

  1. 6

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  2. 7

    (2)「アルコールより危険な飲み物」とは…日本人の30%が脂肪肝

  3. 8

    西武・今井達也「今オフは何が何でもメジャーへ」…シーズン中からダダ洩れていた本音

  4. 9

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  5. 10

    高市政権の物価高対策はパクリばかりで“オリジナル”ゼロ…今さら「デフレ脱却宣言目指す」のア然