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増田俊也小説家

1965年、愛知県生まれ。小説家。北海道大学中退。中日新聞社時代の2006年「シャトゥーン ヒグマの森」でこのミステリーがすごい!大賞優秀賞を受賞してデビュー。12年「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」で大宅壮一賞と新潮ドキュメント賞をダブル受賞。3月に上梓した「警察官の心臓」(講談社)が発売中。現在、拓殖大学客員教授。

「時代に挑んだ男」加納典明(48)写真集「燃えるパーティー」は“時代を変えた一冊”だと自信を持っている

公開日: 更新日:

 作家・増田俊也氏による新連載スタート。各界レジェンドの生涯を聞きながら一代記を紡ぐ口述クロニクル。第1弾は写真家の加納典明氏です。

  ◇  ◇  ◇ 

増田「日本橋のギャラリーとは別の日ですか?」

加納「それとは全く別。マックス・ホールでやったのは完全にプライベートなもので、だからこそ見せられない写真もあったんだよ。でも、みんな興奮してたというか、びっくりしてたというか。展覧会や個展としてまさに本当の『FUCK』だった」

増田「笠井紀美子さんやマキノ正幸さんも見たんですね」

加納「うん。そう」

増田「ポーズを取らせた写真じゃなくて、本当にその瞬間を撮っていた写真を見せたんですか?」

加納「そうそう。『FUCK』は2種類あるんだ。肉体の造形美としてポーズを取らせたものもあるけど、最初に撮ったやつは全然違う。スタジオで、もうみんな好き勝手にやっていたような、本物の『FUCK』」

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