疲れる、ボーッとする…女性に多い「甲状腺機能低下症」とは?

公開日: 更新日:

 甲状腺機能低下症は、血液検査でフリーT3、フリーT4という2種類の甲状腺ホルモン、TSHという甲状腺刺激ホルモンの量を調べればすぐに分かる。「フリーT3、フリーT4が減少」「TSHが増加(甲状腺ホルモンの減少で、甲状腺刺激ホルモンが増加する)」のどちらかに該当すれば、甲状腺機能低下症と診断される。

「甲状腺疾患の専門病院でなくてもできる検査です。ただし、普通に血液検査を受けるだけでは、T3、T4、TSHの値まで調べないことがほとんど。健康診断、人間ドックの項目にも一般的には入っていません」

 先に挙げた甲状腺機能低下症が疑われる症状があるなら、「甲状腺の検査もしてほしい」と自ら申し出るべきだ。

 治療は、不足した甲状腺を薬で補う。破壊された甲状腺は元に戻らないので、一般的には一生薬を飲み続けることになるが、1日1回の薬で、発症前と同じ生活を取り戻せる。
 Aさんの妻も、治療1カ月で劇的に回復。夫婦で何年も苦しんだのが嘘のようだという。

 橋本病のうち、甲状腺機能低下症になるのは30%ほど。橋本病の段階では治療の必要がなく、経過観察になる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    U18高校代表19人の全進路が判明!プロ志望は7人、投手3人は中大に内定、横浜高の4人は?

  2. 2

    「時代に挑んだ男」加納典明(43)500人斬り伝説「いざ…という時に相手マネジャー乱入、窓から飛び降り逃走した」

  3. 3

    巨人・田中将大が好投しても勝てないワケ…“天敵”がズバリ指摘「全然悪くない。ただ…」

  4. 4

    永野芽郁が“濡れ場あり”韓流ドラマで「セクシー派女優転身、世界デビュー」の仰天情報

  5. 5

    《浜辺美波がどけよ》日テレ「24時間テレビ」永瀬廉が国技館に現れたのは番組終盤でモヤモヤの声

  1. 6

    沖縄尚学・末吉良丞の「直メジャー」実現へ米スカウトが虎視眈々…U18W杯きょう開幕

  2. 7

    世界陸上復活でも「やっぱりウザい」織田裕二と今田美桜スカスカコメントの絶妙バランス

  3. 8

    「24時間テレビ」大成功で日テレが背負った十字架…来年のチャリティーランナー人選が難航

  4. 9

    15年前に“茶髪&へそピアス”で話題だった美人陸上選手は39歳、2児のママ…「誹謗中傷もあって病んだことも」

  5. 10

    日本ハム新庄監督は来季続投する?球団周辺から聞こえた「意味深」な声