鍛えて酒が強くなった人ほど危ない…急に“千鳥足”その元凶は?

公開日: 更新日:

“急にお酒が弱くなった”“酔いがすぐに回り、千鳥足になる”――。酒好きのなかには、心密かに“酒が弱くなったのは病気のサインでは?”と心配している中高年もいるのではないか。アルコール依存症の治療などで定評のある「慈友クリニック」(東京・高田馬場)の米沢宏院長に聞いた。

「お酒を飲んで気が大きくなるのは、理性をつかさどる大脳新皮質の機能がアルコールで麻痺し、抑えつけられてきた本能や感情をつかさどる大脳旧皮質(大脳辺縁系)が活発となるからです。麻痺が小脳まで広がると、千鳥足となって酩酊(めいてい)し、海馬を侵すと記憶が飛んで泥酔となる。呼吸中枢に達すると昏睡状態となって呼吸が止まり、死に至ります」

 口から入ったお酒は胃で20%、腸で80%吸収され、血液中に入って全身を巡る。

 その間、肝臓でアセトアルデヒド、酢酸に代謝され“無毒化”されるが、一気にすべて代謝されるわけではない。

 たとえば、体重60キロの人がビール中ビン2本(1000ミリリットル)飲むと、体内にアルコールが6~7時間とどまるという。その間、脳は麻痺したままだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    北島三郎(3)「北島ファミリー」の長女・原田悠里が語る御大

  2. 2

    豊昇龍が長期離脱で大の里までピンチ! “ひとり横綱”の重圧で「共倒れ」にならないか

  3. 3

    菊池風磨はジャニー喜多川氏の“推薦”もあって慶大総合政策学部に進学 仕事の合間に1日10時間の猛勉強

  4. 4

    北島三郎(2)2018年に次男が急逝「息子だけど、音楽の、とても良い仲間でもあった」

  5. 5

    SNSで大バズリ! 高市首相の「激ヤバ発言動画」発掘がブームに…中には悪質な切り取りも

  1. 6

    『ヘイ・ブルドッグ』ポールの見事なアドリブに感じるコーラスグループのすごみ

  2. 7

    有望高校球児の進路事情に異変! 青学大は「ドラフト指名と同等の価値」「明大より上」とプロスカウト

  3. 8

    KDDIが楽天モバイルへの「ローミング」終了でライバルの“品質低下”を狙い撃つ

  4. 9

    新庄日本ハム舵切り「2位シフト」 騙し騙し起用の万波中正をついに登録抹消

  5. 10

    東京・銀座、KK線再生で誕生、東京スカイコリドーは高さ8.5メートル天空の遊歩道