表面は汚染状態…マスクは正しく着用しないと逆効果の恐れ

公開日: 更新日:

 世界的に大きな影響力を持つ米疾病対策センター(CDC)は、マスクを使用する際は感染防御と病原体の拡散予防のために〈マスクの表面は汚染されているので触らないように〉という警告を出している。

 また、世界保健機関(WHO)も、マスクを着用する際、効果を引き出すための正しい使用法について以下のような勧告を出している。

(1)口と鼻を注意深くマスクで覆い、顔とマスクの間のすきまを最小限にするようにぴったり装着する。

(2)マスクの使用中はマスクに触れることを避ける。使用したマスクに接触した時(例えばマスクを外す、あるいは洗う時)は、必ずせっけんと水、またはアルコールベースの擦式手指消毒薬を使用して手を清潔にする。

(3)マスクが湿ってきたら、すぐに新品の乾燥したマスクと交換する。

(4)使い捨てマスクの再利用は行わない。使い捨てのマスクは1回使うごとに捨て、外したらすぐに廃棄する。

 日本人は世界的にも指折りのマスク好きだといわれていて、実際に医療用の高性能マスクを着用している人をそこらじゅうで見かける。しかし、CDCやWHOの勧告通り、マスクを注意深く扱っている人はほとんどいないのが現状だ。もったいないからと、使い捨てマスクを何度も使い回している人もたくさんいる。

 これでは、逆にウイルスをかき集めて感染リスクを高めているだけ。マスクをしていればなんとなく安心だから……なんて人ほど危ないのだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    名球会入り条件「200勝投手」は絶滅危機…巨人・田中将大でもプロ19年で四苦八苦

  2. 2

    永野芽郁に貼られた「悪女」のレッテル…共演者キラー超えて、今後は“共演NG”続出不可避

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    07年日本S、落合監督とオレが完全試合継続中の山井を八回で降板させた本当の理由(上)

  5. 5

    巨人キャベッジが“舐めプ”から一転…阿部監督ブチギレで襟を正した本当の理由

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    巨人・田中将大が好投しても勝てないワケ…“天敵”がズバリ指摘「全然悪くない。ただ…」

  3. 8

    高市早苗氏が必死のイメチェン!「裏金議員隠し」と「ほんわかメーク」で打倒進次郎氏にメラメラ

  4. 9

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  5. 10

    三角関係報道で蘇った坂口健太郎の"超マメ男"ぶり 永野芽郁を虜…高畑充希の誕生日に手渡した大きな花束