一生腕が上がらないことも 甘く見ると怖い「五十肩」

公開日: 更新日:

“五十肩は自然に治る”と思いがちだが、拘縮肩まで進行すると、自然には治らない。痛みは消えても、治療を受けない限り、腕を肩以上の高さまで一生上げられない。生活の質が著しく低下するのは、想像に難くない。

 五十肩の段階なら、ヒアルロン酸の注射とリハビリの両方、あるいは注射だけで改善する。

「ヒアルロン酸の注射は2週間に1回、5回が目安ですが、軽症なら、1回でも痛みが消え、肩が動きやすくなります」

 リハビリは、(1)肘を曲げて手のひらを上に向け、大きく外に回す。(2)肘を曲げて手のひらを上に向け、肘は体につけたまま小さく外に回す。(3)体の横で親指を上にし、動く範囲で腕を斜め後方に上げる。(1)と(2)は10回、(3)は5回、1日3セット行う。
「注射で腕が動きやすくなっているので、従来はできない(1)~(3)の動きがスムーズに行えます」

 すでに拘縮肩まで進行している人や、注射とリハビリを半年間行っても効果が見られない人には、内視鏡手術が効果的だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景

  5. 5

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋