日本人は4割 「酒で顔が真っ赤になる人」はがんになりやすい

公開日: 更新日:

 ところで、同じ酒が弱いケースでも、「ほんの少し飲んだだけで気分が悪くなる下戸」と、「飲めるけど弱い人」がいる。

「アセトアルデヒドを分解する酵素ALDHは6種類あり、お酒を飲んだ時に主に働くのはALDH2です。ALDH2の遺伝子には、活性型遺伝子『N型』と非活性型遺伝子『D型』があります。人間は両親からひとつずつ遺伝子を受け継ぐので、N型とD型との組み合わせでアルコールの分解能力が変わります」

 N型+N型なら、お酒を普通に飲める。N型+D型なら、飲めるけど弱い。D型+D型なら、下戸だ。

がんのリスクと関連付けて考えると、要注意なのはN型+D型の人。遺伝子のひとつが非活性型遺伝子であるD型なので、アルコールの分解能力が低い。それなのに、最初から下戸であることを自覚しているD型+D型の人と違って、アルコールを摂取する機会を持ちやすい」

■今は平気な人が、将来NGのケースも

 N型+D型の中には、最初の頃は飲むとすぐに顔が真っ赤になったり、悪酔いしたりしていたのが、年月とともに次第に顔が赤くなりにくくなったり、飲める量が増えてきたりして、〈自分は飲めるタイプだ〉と勘違いしている人もいる。あなたはどうだろう?

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    今オフ日本史上最多5人がメジャー挑戦!阪神才木は“藤川監督が後押し”、西武Wエースにヤクルト村上、巨人岡本まで

  2. 2

    ヤクルト村上宗隆の「メジャー契約金」は何億円?

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希もようやく危機感…ロッテ時代の逃げ癖、図々しさは通用しないと身に染みた?

  4. 4

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  5. 5

    吉沢亮「国宝」150億円突破も手放しで喜べない…堺雅人“半沢直樹ブーム”と似て非なるギャラ高騰の行方

  1. 6

    「SIAM SHADE」DAITAがメンバー4人を提訴報道…人気バンドを巡る金銭問題と、「GLAY」は別格のワケ

  2. 7

    日本ハム最年長レジェンド宮西尚生も“完オチ”…ますます破壊力増す「新庄のDM」

  3. 8

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 9

    ドジャース佐々木朗希にリリーバーとしての“重大欠陥”…大谷とは真逆の「自己チューぶり」が焦点に

  5. 10

    《あの方のこと?》ラルクhydeの「太っていくロックアーティストになりたくない」発言が物議