パンツがきつくなったら注意 急にせり出たお腹に潜む重大病

公開日: 更新日:

「最近、ズボンが窮屈で……。太り過ぎかなあ」

 急にお腹がせり出しても、ついつい軽く考えてしまいがちだが、甘く見てはいけない。命に関わる重大病が潜んでいることがある。

 都内の専業主婦・中野和代さん(仮名、63歳)が急激なお腹の膨張に気がついたのは、1カ月前のこと。普段はウエストがゴムでできたスカートをはいているので気づかなかったが、外出用のズボンが急に窮屈になっていた。「食べ過ぎたのかしら」と思ったが、周りからは「最近、食が細いわね」と言われていたから、不思議でならなかった。

 そこで、病院で原因を調べてもらったところ、腹水がたまっていた。末期の卵巣がんだった。松尾内科クリニック(東京・桜新町)の松尾孝俊院長が言う。

「お腹が急激に膨れてくるのは、食事中に空気をのみ込んでしまう呑気症のほか、ストレスや手術の後遺症、老化などが原因で大腸の働きが悪くなり、ガスがたまるケースがほとんどです。しかし、重大な病気が隠れていることもあるので注意が必要です」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  3. 3

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  4. 4

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  5. 5

    坂口健太郎に永野芽郁との「過去の交際」発覚…“好感度俳優”イメージダウン避けられず

  1. 6

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  2. 7

    板野友美からますます遠ざかる“野球選手の良妻”イメージ…豪華自宅とセレブ妻ぶり猛烈アピール

  3. 8

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景