【中心性網膜炎】失明することはほとんどない

公開日: 更新日:

 眼底検査は、フルオレセイン(蛍光色素の一種)という造影剤を用いた「蛍光眼底造影検査」。腕の静脈から蛍光色素を注射し、眼底写真を撮るもので、もし色素上皮が裂けていたら、そこから蛍光色素が漏れてくる。

 結果、担当医からこう診断されたという。

「網膜剥離の心配はありませんが、中年の男性に多い『中心性網膜炎』という病気です。正確には『中心性漿液性脈絡網膜症』というそうですが、『この病気で失明することはほとんどない』ということで少し安心しました。ただ原因はまだよくわからないそうなんです」

 働き盛りの30~50代の男性に多く発症する「中心性網膜炎」とは、次のような病気だ。

 カメラのフィルムのような役割を果たす網膜の中で、最も視力に関係があるのが中心の黄斑部。この網膜の外側にある脈絡膜の間に、色素上皮細胞層という水を通さない膜がある。

 理由はまだ不明とされるが、この脈絡膜に小さな裂け目ができて水分がここを通り、網膜の下にたまってしまう。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元小結・臥牙丸さんは5年前に引退しすっかりスリムに…故国ジョージアにタイヤを輸出する事業を始めていた

  2. 2

    ドジャース大谷翔平に「不正賭博騒動」飛び火の懸念…イッペイ事件から1年、米球界に再び衝撃走る

  3. 3

    遠野なぎこさんは広末涼子より“取り扱い注意”な女優だった…事務所もお手上げだった

  4. 4

    ヘイトスピーチの見本市と化した参院選の異様…横行する排外主義にアムネスティが警鐘

  5. 5

    ASKAや高樹沙耶が参政党を大絶賛の一方で、坂本美雨やコムアイは懸念表明…ネットは大論争に

  1. 6

    巨人・田中将大「巨大不良債権化」という現実…阿部監督の“ちぐはぐ指令”に二軍首脳陣から大ヒンシュク

  2. 7

    世良公則、ラサール石井…知名度だけでは難しいタレント候補の現実

  3. 8

    自民旧安倍派「歩くヘイト」杉田水脈氏は参院選落選危機…なりふり構わぬ超ドブ板選挙を展開中

  4. 9

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?

  5. 10

    フジの「ドン」日枝久氏が復権へ着々の仰天情報! お台場に今も部屋を持ち、車も秘書もいて…