“やりすぎないこと”が大事 「エアロビ」は心拍数と強度に注意

公開日: 更新日:

 音楽に合わせて飽きずに楽しく痩せられる。そんな魅力にとりつかれると、ひどい目に遭うことも。

「エアロビクスのクラス中や直後に救急車で運ばれ、亡くなる。よくあることです。どのスタジオでも毎年。腰痛など故障を抱えたエアロビのインストラクターも多いですね。私のように自分の体を治すためにヨガを受講し、ヨガ講師に転向する人が多いです」(ヨガ講師)

 良かれと思って通っているのになぜ……。

 前出の南湖舞紀氏は、「いわゆるランナーズハイの状態が、大きな“達成感”になっているのではないでしょうか」と指摘する。

 心拍が上がりハイになることが快感で、エアロビクスのやりすぎ、ある意味、中毒症状になる。結果、変形性膝関節症など膝の障害を誘引する。また、水も飲まず、休憩をとらずに激しい運動を続けても気づかないと、血液がドロドロ、梗塞を起こすことになる。

「エアロビクスは有酸素運動を楽しく飽きずにできるのがメリットです。でも、心拍が上がりすぎると、無酸素運動になって脂肪燃焼には有効でなくなります。スポーツジム側も、お客さんを故障させないようにメニュー構成していますが、適度な心拍数と強度、運動時間を守らなければ逆効果です」(南湖舞紀氏)

 自身の体調の変化に気を配り、有効な心拍数を心得て、やりすぎないことが大事ということだ。

【連載】何が正しい? “健康にいい”14の嘘

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?