新事実が続々判明 「パーキンソン病」は予防可能な時代に

公開日: 更新日:

「この研究結果から、どういう人がそうなるのか、パーキンソン病にならないようにするにはどうすればいいのか、という研究が行われています。発症リスクがわかり、予防的治療が行われることも夢ではないでしょう」

 前出の「α―シヌクレインタンパクの蓄積でパーキンソン病の発症に至る」ということから、そのタンパクをノックダウンするための薬やワクチンの開発も行われている。

 パーキンソン病は、現在のところ根治療法がない。だからこそ、予防で発症を抑えられたら言うことはない。結果が出るのが待ち遠しい。

■治療法の進歩

 薬があまり効かない本態性振戦やパーキンソン病の手のふるえに対して、近々行われようとしているのが集束超音波療法。MRIを見ながら超音波を集め、脳治療を行う。

 また、進行期については、ⅰPS細胞の治療が将来的な実現を目指して研究されている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  2. 2

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  3. 3

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  1. 6

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  2. 7

    JLPGA専務理事内定が人知れず“降格”に急転!背景に“不適切発言”疑惑と見え隠れする隠蔽体質

  3. 8

    「俳優座」の精神を反故にした無茶苦茶な日本の文化行政

  4. 9

    (72)寅さんをやり込めた、とっておきの「博さん語録」

  5. 10

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動