新事実が続々判明 「パーキンソン病」は予防可能な時代に

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■便秘や嗅覚低下なども症状も

 パーキンソン病の治療は、不足するドーパミンの補充や分泌促進のための薬の服用が行われる。しかし、運動症状以外の症状には効果が見られず、便秘などはかえって悪化した。

 つまり、「脳の黒質のドーパミンの分泌が減ることで、パーキンソン病のすべての症状が説明できる」という考えが当てはまらなくなってきたのだ。

「研究で、α―シヌクレインというタンパクとの関係が徐々に明らかになりました。ドーパミン神経細胞の減少は、α―シヌクレインの異常な蓄積が原因である可能性が考えられています。さらに、腸管の神経に蓄積して便秘を、嗅覚の神経に蓄積して嗅覚低下を、それぞれ起こすのではないかと指摘されている。現在では、αーシヌクレインが体のいろいろな神経に蓄積されることが、パーキンソン病の原因の可能性が高いと考えられています」

 パーキンソン病は、がんの腫瘍マーカーのような発症のリスクを表す指標がなく、予防的治療は不可能だった。しかし、運動症状より前の症状の中で、特にレム睡眠行動異常症が見られる患者は、その後、パーキンソン病を起こす確率が高いこともわかってきた。

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