寒さでリズムの乱れも 冬の睡眠が「1年の眠り」を左右する

公開日: 更新日:

「夜のスケジュールを決めるトリガーとなる行為は、〈入浴〉〈食事〉〈洗顔〉のどれかひとつであるケースがほとんどです。そして、そのひとつの行為をする時間を早めれば、眠くなる時間もその分だけ前倒しされます。普段よりも1時間だけ入浴を早めれば、就寝時間も1時間早めることができるのです」

 就寝時間だけを早めようと思っても難しいが、トリガーとセットにすれば、自然と早く眠くなるのだ。

「また、慢性的な睡眠不足を訴える患者さんに〈冬になると夜9時ごろにテレビを見ながら寝ていることがありませんか?〉と聞いてみると、思い当たる人が多い。しかし、ほとんどが〈まだ寝る時間ではない〉〈早く寝てしまうと、なんとなく時間がもったいない〉といった理由をつけて就寝のチャンスを逃してしまっている。眠くなったら、そのまま寝てしまう日をつくるのも効果的です」

 季節に応じた自分に必要な睡眠時間は、「起床から4時間後に眠気があるかどうか」をチェックする。眠気があるようなら、トリガーの時間をさらに早めればいい。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    コメ増産から2カ月で一転、高市内閣の新農相が減産へ180度方針転換…生産者は大混乱

  2. 2

    沢口靖子「絶対零度」が月9ワースト目前の“戦犯”はフジテレビ? 二匹目のドジョウ狙うも大誤算

  3. 3

    “裸の王様”と化した三谷幸喜…フジテレビが社運を懸けたドラマが大コケ危機

  4. 4

    ソフトバンクは「一番得をした」…佐々木麟太郎の“損失見込み”を上回る好選定

  5. 5

    ヤクルトのドラフトは12球団ワースト…「余裕のなさ」ゆえに冒険せず、好素材を逃した気がする

  1. 6

    小泉“セクシー”防衛相からやっぱり「進次郎構文」が! 殺人兵器輸出が「平和国家の理念と整合」の意味不明

  2. 7

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  3. 8

    菅田将暉「もしがく」不発の元凶はフジテレビの“保守路線”…豪華キャスト&主題歌も昭和感ゼロで逆効果

  4. 9

    元TOKIO国分太一の「人権救済申し入れ」に見る日本テレビの“身勝手対応”

  5. 10

    “気分屋”渋野日向子の本音は「日本でプレーしたい」か…ギャラリーの温かさは日米で雲泥の差