寒さでリズムの乱れも 冬の睡眠が「1年の眠り」を左右する

公開日: 更新日:

 気温が低い冬は、活動時や緊張状態で優位になる交感神経が活発になる。そのため、なかなか寝付けない。それでも、交感神経が優位になっている状態なので、なんだかんだ乗り切れてしまう。

 しかし、睡眠時間が長くなる冬こそしっかり眠り、リラックス状態で活発になる副交感神経を優位にして体を休めておく必要がある。

「自律神経は、交感神経と副交感神経のバランスで成り立っています。片方に大きく振れれば、後からその分だけ逆の方向に大きく振れる。冬に交感神経を大きく働かせすぎると、春になったときに副交感神経が大きく働きすぎてしまい、ヤル気が出なくなったり、体調不良を起こしてしまうのです」

 冬に睡眠のリズムを整えることが、その後の一年間の睡眠を左右する。急激な気温の変化が少ない上、夜更かししがちなイベントが少ない1~2月は、リズムを整える大きなチャンス。リズムが整えば、朝もすっきり起きられる。

■“トリガー”となる行為を見つける

 まずは、冬は長い睡眠時間が必要になることを意識して、夏よりも2時間ほど多く眠るように心がける。睡眠時間を確保してリズムを整える際は、起床時間を揃えて就寝時間を早めるのが基本になる。しかし、いざ普段より早い時間に眠りに就こうと思っても、そう簡単には実践できない。大切なのは自分の睡眠スケジュールの“トリガー”になっている行為を見つけること。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    コメ増産から2カ月で一転、高市内閣の新農相が減産へ180度方針転換…生産者は大混乱

  2. 2

    沢口靖子「絶対零度」が月9ワースト目前の“戦犯”はフジテレビ? 二匹目のドジョウ狙うも大誤算

  3. 3

    “裸の王様”と化した三谷幸喜…フジテレビが社運を懸けたドラマが大コケ危機

  4. 4

    ソフトバンクは「一番得をした」…佐々木麟太郎の“損失見込み”を上回る好選定

  5. 5

    ヤクルトのドラフトは12球団ワースト…「余裕のなさ」ゆえに冒険せず、好素材を逃した気がする

  1. 6

    小泉“セクシー”防衛相からやっぱり「進次郎構文」が! 殺人兵器輸出が「平和国家の理念と整合」の意味不明

  2. 7

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  3. 8

    菅田将暉「もしがく」不発の元凶はフジテレビの“保守路線”…豪華キャスト&主題歌も昭和感ゼロで逆効果

  4. 9

    元TOKIO国分太一の「人権救済申し入れ」に見る日本テレビの“身勝手対応”

  5. 10

    “気分屋”渋野日向子の本音は「日本でプレーしたい」か…ギャラリーの温かさは日米で雲泥の差