実は眼精疲労? 目の表面乾く「偽ドライアイ」が急増中

公開日: 更新日:

 眼精疲労は、「調節機能」と「眼位異常」を調べる2つの検査なしでは正確に診断できない。眼精疲労の原因は、「毛様体筋の疲労でピント調節がうまくできないこと」と、「眼位の異常」の2つだからだ。眼位とは、ぼーっと両目で遠くを見た時の目の向き。まっすぐの人もいれば、外側、内側、上下を向いている人もいる。

「眼位が外側を向いていると、近くを見る時に中心部分に寄せなくてはなりません。眼筋に負担がかかり、眼精疲労を起こしやすくなるのです」

■「視力がいい」が不調招く

 かつては、遠くを見られることが「よし」とされてきた。

 しかし、パソコン利用が一般的になり「見たい場所」は目から70~75センチ程度、次にノートパソコン普及で50センチ程度、そしてスマホを日常的に見るようになったいまは20~30センチ程度になった。時代の変化とともに、「見たい場所」への距離が縮まっている。

「つまり、これまでは視力がいいとされてきた人、眼位が外側を向いている人が、より眼精疲労を起こしやすくなってきているのです」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    参政党が消せない“黒歴史”…党員がコメ農家の敵「ジャンボタニシ」拡散、農水省と自治体に一喝された過去

  2. 2

    極めて由々しき事案に心が痛い…メーカーとの契約にも“アスリートファースト”必要です

  3. 3

    遠野なぎこさんを追い詰めたSNSと芸能界、そして社会の冷酷無比な仕打ち…悲惨な“窮状証言”が続々

  4. 4

    ドジャース大谷翔平がついに“不調”を吐露…疲労のせい?4度目の登板で見えた進化と課題

  5. 5

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?

  1. 6

    清水賢治社長のセクハラ疑惑で掘り起こされるフジテレビの闇…「今日からシリケン」と“お触り続行”の過去

  2. 7

    カブス鈴木誠也「夏の強さ」を育んだ『巨人の星』さながら実父の仰天スパルタ野球教育

  3. 8

    千葉を「戦国」たらしめる“超過密日程”は今年の我が専大松戸に追い風になる手応えを感じています

  4. 9

    趣里はバレエ留学後に旧大検に合格 役者志望が多い明治学院大文学部芸術学科に進学

  5. 10

    参政党が参院選で急伸の不気味…首都圏選挙区で自公国が「当選圏外」にはじかれる大異変