普通の人の10倍 睡眠時無呼吸症候群が招く“緑内障リスク”

公開日: 更新日:

「意外な結果でした。緑内障は眼圧の上昇による視神経のダメージで発症するといわれながら、正常眼圧の緑内障は全体の7割を超えています。その理由は謎です。これまでの研究から脳脊髄圧低下、眼血流減少などが原因といわれてきましたが、今回の結果から緑内障の発症の原因のひとつに酸素不足が関係する可能性が浮上したのです」(北海道大学大学院医学部眼科教室の新明康弘助教)

 ならば、SASの治療法として一般的なCPAP(鼻に装着したマスクから空気を送り込み気道を広げて無呼吸を予防する)治療法は有効なのだろうか?

「低酸素状態の改善には良いのですが、眼圧を上げる可能性もあるので、CPAP治療をしている人でも緑内障への注意が必要です」(新明助教)

 いずれにせよ、SASが緑内障の発症リスクを高めることは世界中で報告されている。視力を失いたくなければ、SASと診断された人は必ず眼科で緑内障の検査を受けることだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    TBS「ラヴィット!」の“テコ入れ”に不評の嵐! グダグダぶりを楽しむ独自性損失で視聴者離れ加速危機

  2. 2

    「おい、おまえ、生意気なんだよ」 野村監督は俺の挨拶を“ガン無視”、暴れたろうかと考えた

  3. 3

    「オールスター感謝祭」で“ブチギレ説教” …島崎和歌子は今や「第2の和田アキ子」の域

  4. 4

    NHK朝ドラ「風、薫る」巻き返しを阻む“最大のネック”…見上愛&上坂樹里Wヒロインでも苦戦中

  5. 5

    米国とイランが2週間の停戦合意も日本は存在感ゼロ…お粗末すぎた高市外交を識者「完全失敗」とバッサリ

  1. 6

    スピードスケート引退・高木美帆にオランダが舌なめずり “王国復権の切り札”として白羽の矢

  2. 7

    高市政権が非情の“病人切り捨て”強行で大炎上! 高額療養費見直し「患者の意向に沿う」は真っ赤なウソ

  3. 8

    ブチ切れ高市首相が「誤報だ!」連発 メディア、官邸、自民党内…渡る政界は「敵ばかり」の自業自得

  4. 9

    JFAは森保一氏の“囲い込み”に必死 W杯後の「次の日本代表監督」のウワサが聞こえない謎解き

  5. 10

    『エニイ・タイム・アット・オール』1964年のジョンのギターを聴くだけで元気が出る