千葉県で集団感染発生 「はしか」からどう身を守る?

公開日: 更新日:

 2008年に沖縄のライブコンサートで発生した集団感染では、県内在住の20歳の男性が発熱・発疹がある状態でライブ会場に赴き、会場にいた13人が感染。他に会社の同僚と病院、近所の住人3人が感染した。その後、ライブ会場にいた1人が別のライブ会場で3人を、2人が家族ら3人に感染させ、計22人が麻疹を発症している。

■過去にワクチンを打っていても安心できず

 麻疹にかかったら、解熱剤を飲むなどして回復を待つほか手はない。

 怖いのは中耳炎、心筋炎、肺炎、脳炎などの合併症を発症する場合があること。幼児の中には「亜急性硬化性全脳炎」という進行性で致死的な中枢神経疾患を起こすこともある。

 ちなみに、日本では年間50人程度の子供がはしかで亡くなっている。

「それだけに予防法が大切なのですが、有効なのはワクチンだけです。感染者に接触した場合は、72時間以内にワクチンを接種すれば効果があるといわれています」

 中には「俺は過去に麻疹ワクチンを打っているから大丈夫」と思う人もいるだろうが、間違いだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  3. 3

    クマ駆除を1カ月以上拒否…地元猟友会を激怒させた北海道積丹町議会副議長の「トンデモ発言」

  4. 4

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  5. 5

    クマ駆除の過酷な実態…運搬や解体もハンター任せ、重すぎる負担で現場疲弊、秋田県は自衛隊に支援要請

  1. 6

    露天風呂清掃中の男性を襲ったのは人間の味を覚えた“人食いクマ”…10月だけで6人犠牲、災害級の緊急事態

  2. 7

    高市自民が維新の“連立離脱”封じ…政策進捗管理「与党実務者協議体」設置のウラと本音

  3. 8

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 9

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  5. 10

    引退の巨人・長野久義 悪評ゼロの「気配り伝説」…驚きの証言が球界関係者から続々