千葉県で集団感染発生 「はしか」からどう身を守る?

公開日: 更新日:

「以前は“はしか(麻疹)、おたふくかぜ(ムンプス)、三日はしか(風疹)”は1度かかれば二度とかからない(終生免疫)と言われ、ワクチン接種も同様の免疫があると思われていました。ところが、感染を防ぐだけの抗体が得られるのは、ときどき流行して本物のウイルスと接触し続けたときだけです。そうでないと、免疫はどんどん低下していくのです」

 これは複数の国内外の研究で明らかになっており、孤島であるグリーンランドで麻疹ワクチンを接種した人の追跡調査をしたところ、5年後に95%だった抗体陽性者が16年後には43%まで減ったとのデータが報告されている。

「2006年から麻疹ワクチンの2回接種は公費が可能になりました。しかし、それ以前の人は接種していても1回です。1回しか接種していない人は、その後、免疫が下がって発症する人もいます。中にはMMR(麻疹・風疹・おたふくかぜの3種混合)ワクチンによるとみられる事故が続き、任意接種が中止になった影響から、麻疹ワクチンを打っていない人もいらっしゃいます。また、MR(麻疹・風疹)ワクチンを1歳時に打っていても、6歳時に打たない人もいる。最近、高校生や大学生、成人以降の人に麻疹が多いのはこうした理由です。麻疹を子供の病気と思ってはいけません」

 ちなみに、麻疹が疑われた場合は、病院に行く前に必ず電話をすること。病院にいる妊婦や幼児の命を危険にさらさないよう、注意することも大切だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  2. 2

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  3. 3

    嶋基宏は一時期ノイローゼ状態になっていた...心ここにあらずで、魂が抜けた状態に

  4. 4

    伊藤健太郎とキンプリ永瀬廉で明暗クッキリ…「熱愛報道」出口夏希の足を引っ張りかねない“イメージ格差”

  5. 5

    なぜ「愛子天皇」ではダメなのか? 美智子さまが心情を吐露する出版物を準備中…と政界で話題

  1. 6

    嵐が去る前に思い出す…あの頃の「松本潤」と「大野智」

  2. 7

    視聴率の取れない枠にハマった和久田麻由子アナの不運 与えられているのは「誰でもできる役割」のみ

  3. 8

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  4. 9

    居酒屋倒産が過去最多ペース 客離れの背景にある「飲み放題5000円」の壁

  5. 10

    巨人“育成の星”のアクシデントに阿部監督は顔面硬直、原辰徳氏は絶句…桑田真澄氏の懸念が現実に