【変形性膝関節症】「ヒアルロン酸」や「ステロイド注射」は効果が持続せず

公開日: 更新日:

 美容皮膚科などでよく使用されるヒアルロン酸は、皮膚、筋肉、軟骨などを構成する成分が含まれた医薬品である。

「週に1回クリニックを訪ね、その注射を打っていました。直後は膝の痛みが少し治まりますが、スムーズに歩けるのはその日の1日ぐらいでしたね。注射の1クールは10回でしたけど、1週間に1回、やがて2週間に1回のペースになり、この治療法も持続の効果がなく、やがてやめてしまいました」

■6種類のサプリメントは合わなかった

 次いで、高橋さんが頼ったのは「サプリメント」。新聞や雑誌広告、健康専門誌、それにネットで検索するなどして、変形性膝関節症に効くという「サプリメント」類を地元のドラッグストアや通販で片っ端から購入した。

 商品の説明には、「すぐに膝の痛みが解消!」「効果がなかったら商品代全額返却!」といった頼もしい宣伝文句が躍り、元気で歩いている婦人の写真が紹介されている。

「商品名は伏せますが、有名メーカーから初めて聞くような製造会社など、全部で6種類のサプリメントを試しました。金額も1000円から高いので6000円ぐらいだったでしょうか。1つのサプリメントを半年、あるいは1年間飲み続けてみました。個人差もあるのでしょうけど、私にはまったく効果がありませんでしたね」

 高橋さんの自宅には今、途中で飲むことをやめたサプリメント類が、山のように残されている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「ブラタモリ」抜擢の桑子真帆アナ “金髪チャラ系”の大学時代

  2. 2

    巨人に漂う不穏な空気…杉内投手チーフコーチの「苦言連発」「選手吊るし上げ」が波紋広げる

  3. 3

    大の里、豊昇龍の両横綱も戦々恐々…「新怪物」加入で躍進止まらぬ伊勢ケ浜部屋の巨大戦力

  4. 4

    82歳で死去の橋幸夫さんが日刊ゲンダイに語っていた「佐川急便事件」と「統一教会」のバッシング報道

  5. 5

    星野監督は中村武志さんを張り倒した直後、3ランを打った隣の俺にも鉄拳制裁…メチャクチャ痛かった

  1. 6

    御三家の生き残り舟木一夫の“傷だらけの人生”と、兄貴分だった故・橋幸夫さんも太鼓判のサバイバル術

  2. 7

    小祝さくらは「加齢の影響」漏らしていた…ツアー6週連続欠場の深刻度

  3. 8

    (1)身内すらも“監視し欺く”情報統制…機密流出犯には厳罰、まるで落合博満監督のよう

  4. 9

    元幕内照強の“しょっぱい犯罪”に角界も呆れた…トラブル多数現役時代の「ヤンチャ」な素顔

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋