【糖尿病】「餃子にビールをやめるのは人間やめろと同じ」

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 糖尿病と診断されて今年で18年になる藤田義一さん(仮名、66歳)は、主治医に強く勧められてきた「食事療法」に何度も失敗してきた。

 診断されたのは大手金属工業のサラリーマンだった48歳のときだった。

「主治医から『藤田さんの体形(身長170センチ、体重89キロ)なら、1日1800キロカロリー以内に抑えてください』と言われ、カロリー表や食事配分表など多くのパンフレットをもらいました」

 こう回想する藤田さんは、渡されたパンフを見て、即座に「守れないな」と思ったという。

 何しろ、好物のカレーライスが1104キロカロリー、チャーハンが805キロカロリー、チャーシューメンは426キロカロリーもある。また、ジョッキビール(500ミリリットル)が202キロカロリー、日本酒(180ミリリットル)は185キロカロリーだった。

「酒好きの私は、毎日のように生ビール2~3杯、日本酒3~4本を飲み、夜食にラーメンと餃子、瓶ビール1本が長年の定番でした。もうそれだけで1日分の1800キロカロリーを摂取したことになります。これをやめろというなら、人間やめろと宣告されたのと同じです」

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