【深爪】悪循環を回避 指を細めのテープで巻いて処置

公開日: 更新日:

 深爪の痛みは爪が肉に当たる物理的なものなので、市販の痛み止めなど飲んでも意味がないという。傷があれば化膿止め(軟膏)を塗っておくのがいい。

 手の爪をかんだり、深爪をするクセのあるような人の場合、爪のささくれや甘皮をむいてしまうことがある。

 そのような場合も傷をきちんと消毒しておいた方がいい。傷口から黄色ブドウ球菌などの細菌が入り込むと、爪の周囲が赤く腫れて痛い「ひょう疽(そ)」を起こすことがあるからだ。進行して膿(うみ)がたまると、ズキズキする拍動性の強い痛みが表れる。

「痛みが強くて、夜眠れないこともあります。応急処置としては、加熱消毒した太い針やカッターなどで膿のたまっている部分に穴を開けて、膿を排出すれば痛みは急速に治まります。ただし、痛みは取れても抗生物質(抗菌薬)で治療しないと再発するので、必ず受診はしてください」

 薬局でも抗生物質の軟膏が売られているが、市販薬の多くはすでに耐性菌ができているので効きが悪いという。医療機関では内服と軟膏の両方を使って治療する。

 爪の周囲は神経が敏感なので、痛みが出れば予想以上に強い。小さな傷でも注意しよう。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本ハム新庄監督がドラフト会議出席に気乗りしないワケ…ソフトB小久保監督は欠席表明

  2. 2

    佐々木麟太郎をドラフト指名する日本プロ球団の勝算…メジャーの評価は“激辛”、セDH制採用も後押し

  3. 3

    遠山景織子の結婚で思い出される“息子の父”山本淳一の存在 アイドルに未練タラタラも、哀しすぎる現在地

  4. 4

    小嶋陽菜はブランド17億円売却後に“暴漢トラブル”も…アパレル売れまくりの経営手腕と気になる結婚観

  5. 5

    星野源「ガッキーとの夜の幸せタイム」告白で注目される“デマ騒動”&体調不良説との「因果関係」

  1. 6

    ドラフト目玉投手・石垣元気はメジャーから好条件オファー届かず…第1希望は「日本ハム経由で米挑戦」

  2. 7

    今秋ドラフトは不作!1位指名の事前公表がわずか3球団どまりのウラ側

  3. 8

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  4. 9

    「仮面の忍者 赤影」で青影役 金子吉延さんは週5日の病院通いで「ダイジョーブ?」

  5. 10

    また日本中がブラック企業だらけになる…高市首相が案の定「労働時間規制」緩和指示の醜悪