【せき止め】気管支拡張作用も ハチミツ・コーヒーなどが効く

公開日: 更新日:

「せき」は、空気の通り道の気道に侵入した異物(ほこりや煙、ウイルス、細菌など)を外に追い出すために起こる体の防御反応。気道の粘膜表面に分泌されている粘液が異物をからめとったものが「たん」で、せきは、たんを外に出す役割もしている。

「池袋大谷クリニック」(東京)の大谷義夫院長(日本呼吸器学会指導医)が言う。

「せきが出る呼吸器疾患はさまざまですが、急性のせき症状で感染症が疑われた場合、まず患者さんに聞くのは“たんの色”です。たんが透明ならウイルス性、黄色や緑色なら細菌性の可能性が高いという特徴があるからです」

 いずれにしても軽症なら“せき止め”の応急処置として、とりあえず「ハチミツ」を試してもらいたいという。そのままなめてもいいし、お湯に溶かしてハチミツ湯で飲むのでもいい。

「民間療法でたくさんの食材が“せきに効く”と挙げられていますが、即効性があり、医学的に効果が確認されているのはハチミツくらいです。海外論文を見ても、せき止めの処方薬のデキストロメトルファンよりも、ハチミツの方が有効性が高いという研究結果が複数出されています」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    安青錦は大関昇進も“課題”クリアできず…「手で受けるだけ」の立ち合いに厳しい指摘

  2. 2

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  3. 3

    マエケン楽天入り最有力…“本命”だった巨人はフラれて万々歳? OB投手も「獲得失敗がプラスになる」

  4. 4

    中日FA柳に続きマエケンにも逃げられ…苦境の巨人にまさかの菅野智之“出戻り復帰”が浮上

  5. 5

    今田美桜に襲い掛かった「3億円トラブル」報道で“CM女王”消滅…女優業へのダメージも避けられず

  1. 6

    高市政権の“軍拡シナリオ”に綻び…トランプ大統領との電話会談で露呈した「米国の本音」

  2. 7

    エジプト考古学者・吉村作治さんは5年間の車椅子生活を経て…80歳の現在も情熱を失わず

  3. 8

    日中対立激化招いた高市外交に漂う“食傷ムード”…海外の有力メディアから懸念や皮肉が続々と

  4. 9

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  5. 10

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ