著者のコラム一覧
永田宏長浜バイオ大学元教授、医事評論家

筑波大理工学研究科修士課程修了。オリンパス光学工業、KDDI研究所、タケダライフサイエンスリサーチセンター客員研究員、鈴鹿医療科学大学医用工学部教授を歴任。オープンデータを利用して、医療介護政策の分析や、医療資源の分布等に関する研究、国民の消費動向からみた健康と疾病予防の解析などを行っている。「血液型 で分かるなりやすい病気なりにくい病気」など著書多数。

出生率ワースト3入り 中央線沿線は子づくりには不向き?

公開日: 更新日:

 首都圏(東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県)は、「合計特殊出生率」が全国でも最も低い地域です。

 市区町村レベルの出生率は、統計的なゆらぎを防ぐため5年間の平均を取り、さらにベイズ推定という統計手法を行うのが一般的です。今回は、平成20年から24年の推計値を使い、市区に限ってベスト10とワースト10を〈表〉にまとめました。

 首都圏のベスト1は館山市の1.58、2位が戸田市の1.55というように、都心から離れた地域のほうが出生率が高い傾向が見られます。千葉県では房総半島の太平洋に面した一帯で、出生率が高めです。豊かな自然が子づくり・子育てに適しているのでしょう。ただ、都心への通勤に時間がかかるのが難点です。

 埼玉県では、秩父市など内陸部と、さいたま市から南、荒川を隔てて東京都と隣接するエリアの出生率が高くなっています。秩父から都心は遠距離通勤ですが、さいたま市などからは通勤しやすく、都内と比べて住宅費が安いなど、若い夫婦が家庭を築くのに適した地域です。ただし、保育園探しに苦労するかもしれません。

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