筋膜リリースは「はがす」のではなく「ほぐす」が正しい

公開日: 更新日:

 たった3分で肩こりが解消する――。そんなキャッチコピーで「筋膜リリース」が話題だ。痛そうだが、効果があるのか。「自分でできる! 筋膜リリースパーフェクトガイド」(自由国民社)の著者で理学療法士の竹井仁氏に聞いた。

「筋膜は、筋肉を包み込む膜のことです。筋線維一本一本を包む筋内膜、いくつかの筋線維を束ねる筋周膜、筋肉全体を覆う筋外膜があり、ボディースーツのように体全体に張り巡らされているのです」

 悪い姿勢や生活習慣によって、筋膜がねじれたり硬直したりすると、体にいろいろな悪影響が生じる。それを解きほぐすのが「筋膜リリース」だが、筋膜はがしとは何が違うのか?

「筋膜はがしは、医療資格のない民間療法で行われているもので、硬い部分の筋膜をむりやりはがしとるため非常に痛い。それで炎症が生じると、修復される際に組織が癒着し、逆に筋膜が硬くなるという悪循環を引き起こします。筋膜はがしは絶対によくありません」

 筋膜リリースはストレッチのようで痛くない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    農水省ゴリ押し「おこめ券」は完全失速…鈴木農相も「食料品全般に使える」とコメ高騰対策から逸脱の本末転倒

  3. 3

    TBS「ザ・ロイヤルファミリー」はロケ地巡礼も大盛り上がり

  4. 4

    維新の政権しがみつき戦略は破綻確実…定数削減を「改革のセンターピン」とイキった吉村代表ダサすぎる発言後退

  5. 5

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  1. 6

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  2. 7

    粗品「THE W」での“爆弾発言”が物議…「1秒も面白くなかった」「レベルの低い大会だった」「間違ったお笑い」

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  5. 10

    巨人阿部監督の“育成放棄宣言”に選手とファン絶望…ベテラン偏重、補強優先はもうウンザリ