春は上がりやすい血糖値 原因と対策法を専門医が解説

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 3月に入り、日に日に春を感じる季節になってきた。気分が盛り上がっている人も多いだろうが、春先は血糖値が上がりやすい季節でもある。糖尿病を治療中の人はもちろん、自覚症状がない糖尿病予備群も注意が必要だ。

 糖尿病の診断基準のひとつである「HbA1c」(正常値6・2%未満)は、2~3月が最も上がりやすくなる。HbA1cは、直近1~2カ月の血糖値の平均を反映する。年末年始は運動量が減って、暴飲暴食を繰り返す生活パターンになりがちな人が多いため、2~3月にその影響がモロに表れるのだ。

 糖尿病専門医で「しんクリニック」院長の辛浩基氏は言う。

「血糖値はいったん上がると戻すのに時間がかかります。年末年始のツケが回り、高血糖状態を3月、4月まで引きずってしまうケースも珍しくありません。ここでしっかり対策しないと、血糖コントロールの悪い状態がズルズルと続いてしまいます。それをきっかけに、予備群だった人が糖尿病を発症するケースもあります。春先は血糖値が上がりやすいことを自覚して、生活習慣を見直すことが大切です」

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