B型肝炎と共に30年 石川ひとみさんが語る偏見との格闘

公開日: 更新日:

■「朝が来なければいいのに」と思うほど体がつらかった

 そしてある朝、激しい目まいで動けなくなったのです。初のミュージカル舞台を控えて連日稽古をしていた時で、疲れからくる目まいの治療として1泊入院しました。その際、血液検査をずいぶんやっていないことを思い出し、ついでに検査してもらったのです。するとすぐに「再検査」の知らせが来て、その結果、「このままの生活は難しいほど悪くなっているので、すぐに入院の手続きをしてください」と言われました。舞台初日まで約10日というタイミングでした。すぐに「はい」とは言えませんでしたが、「仕事が大事ですか? 命が大事ですか?」と医師に問われ、断腸の思いで舞台を諦めざるを得ませんでした。

 思い返せば稽古中から疲れが取れず、「朝が来なければいいのに」と思うほど体がつらかった。でも、「これが初ミュージカルのプレッシャーか」と思って、「弱いわ、こんなことじゃいけない!」と奮い立たせていたんです。ハードな稽古なのにお昼がきても食欲がなく、体力がどんどん落ちていっても「精神の弱さ」だと思い込んでいたんですよね。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    TBS「ラヴィット!」の“テコ入れ”に不評の嵐! グダグダぶりを楽しむ独自性損失で視聴者離れ加速危機

  2. 2

    「おい、おまえ、生意気なんだよ」 野村監督は俺の挨拶を“ガン無視”、暴れたろうかと考えた

  3. 3

    「オールスター感謝祭」で“ブチギレ説教” …島崎和歌子は今や「第2の和田アキ子」の域

  4. 4

    NHK朝ドラ「風、薫る」巻き返しを阻む“最大のネック”…見上愛&上坂樹里Wヒロインでも苦戦中

  5. 5

    米国とイランが2週間の停戦合意も日本は存在感ゼロ…お粗末すぎた高市外交を識者「完全失敗」とバッサリ

  1. 6

    スピードスケート引退・高木美帆にオランダが舌なめずり “王国復権の切り札”として白羽の矢

  2. 7

    高市政権が非情の“病人切り捨て”強行で大炎上! 高額療養費見直し「患者の意向に沿う」は真っ赤なウソ

  3. 8

    ブチ切れ高市首相が「誤報だ!」連発 メディア、官邸、自民党内…渡る政界は「敵ばかり」の自業自得

  4. 9

    JFAは森保一氏の“囲い込み”に必死 W杯後の「次の日本代表監督」のウワサが聞こえない謎解き

  5. 10

    『エニイ・タイム・アット・オール』1964年のジョンのギターを聴くだけで元気が出る