B型肝炎と共に30年 石川ひとみさんが語る偏見との格闘

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 勇気を振り絞って新たなことにチャレンジしようと通い出した水泳教室でも、「子供にうつるから石川さんをやめさせてほしい」と父兄からお願いがあったと聞かされ、とてもショックでした。プールや温泉では絶対にうつらないんです。ただ、立場を逆にして考えたら、自分の子供を守りたい一心なので仕方ないかなとも思いました。

「もう立ち直れない」「もう涙も出ないよ」というくらい泣いたこともあります。でも半面、「私は堂々と生きなくちゃ」と思う“底力”も持つことができました。

 この病気は自己管理と症状が比例しないので、どれほど気を付けていても発症は予測できません。怖いですけど、腹をくくりました(笑い)。今は血液の数値も安定していて本当に普通の生活を送っています。肝臓治療の薬も一切飲んでいません。病気に振り回されるのではなく、病気よりも優位に立って、病気と共存していくことが大事かな。

▽いしかわ・ひとみ 1959年、愛知県生まれ。78年に歌手デビュー。81年「まちぶせ」が大ヒットし、NHK「紅白歌合戦」に出場する。活躍を広げる中、病気を発症し休業。復帰後に結婚し、活動を再開した。昨年、CDアルバム「ザ・ピーナッツトリビュート・ソングス」に参加。著書に「いっしょに泳ごうよ」がある。ライブ活動に加え、心と体の健康に関する講演活動も行っている。来年デビュー40周年を迎える。

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