【続・変形性膝関節症】サプリメントの効果は実感できず

公開日: 更新日:

 この8月、東京・清瀬市に住む専業主婦、高橋咲子さん(65=仮名)は、4泊5日の台湾旅行を予約した。海外旅行は10年ぶりである。

 10年前の韓国への家族旅行では杖を携帯した。それでも、韓国・仁川と成田空港の広いターミナルの移動では、「変形性膝関節症」の痛みで100メートル歩くと立ち止まった。

「このとき、これ以上、家族に迷惑をかけたくないと思い、旅行は諦める決心をしました。もう生涯、旅行などできないと覚悟したのです」

 半年前、高橋さんは「東京慈恵会医科大学付属病院」(本院=新橋)の整形外科で、4時間に及ぶ左右同時の「人工関節置換術」(執刀医=斎藤充准教授)を受けた。

 同病院で1カ月のリハビリ期間を終了して、無事退院。現在は自宅で散歩などのリハビリを続けているが、15年間、苦しみ続けていた膝の痛みはすっかり消えたという。O脚になっていた足も元に戻って真っすぐになった。

「今、歩くことや、自転車に乗るのが楽しくてしょうがありません。こんなに改善するなら、なぜもっと早く手術しなかったかと悔やまれます」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    山崎まさよし、新しい学校のリーダーズ…“公演ドタキャン”が続く背景に「世間の目」の変化

  2. 2

    ドラフト目玉投手・石垣元気はメジャーから好条件オファー届かず…第1希望は「日本ハム経由で米挑戦」

  3. 3

    高市自維政権で進む病人・弱者切り捨て…医療費削減ありき「病床11万床潰し」すでに3党合意の非情

  4. 4

    創価学会OB長井秀和氏が語る公明党 「政権離脱」のウラと学会芸能人チーム「芸術部」の今後

  5. 5

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  1. 6

    ソフトバンクに激震!メジャー再挑戦狙うFA有原航平を「巨人が獲得に乗り出す」の怪情報

  2. 7

    山崎まさよし公演ドタキャンで猛批判 それでもまだ“沢田研二の域”には達していない

  3. 8

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 9

    米価暴落の兆し…すでに「コメ余り」シフトで今度こそ生産者にトドメ

  5. 10

    まだ無名の「アマNo.1サウスポー」評価爆上がり!23日ドラフト「外れ1位」なら大争奪戦も…