染色体、性器、心…“赤ちゃんの性”一致するとは限らない

公開日: 更新日:

 8月は7月と並び1年間で最も多く子供が誕生する。知人の赤ちゃん誕生の話を聞き、「今度はウチの番」と意気込むカップルも多いのではないか。そんなとき、必ず話題になるのが赤ちゃんの性別。

「おちんちんがついているのが男の子、ないのが女の子」と信じて産み分け妊活に励む人も多いが、正確にいうとそうでないこともある。医学的に“あいまいな性”を持つ赤ちゃんが少なからず存在するのだ。日本産科婦人科学会指導医で北里大学医学部産婦人科学講師の金井雄二医師に聞いた。

■見た目だけではすぐに性別が分からない

「精子にはX染色体とY染色体の2種類があり、X染色体を持つ精子が卵子に入れば女の子が生まれ、Y染色体の精子が卵子に入れば男の子が生まれる」

 誰もが学校でそう習ったはずだ。しかし、多くはその法則で性決定が起こるが、染色体やホルモンの異常により、見た目だけではすぐに性別が分からない状態の外性器をもって生まれる赤ちゃんもいる。「性分化疾患(DSD)」の赤ちゃんだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  2. 2

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  3. 3

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  4. 4

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 5

    広島・大瀬良は仰天「教えていいって言ってない!」…巨人・戸郷との“球種交換”まさかの顛末

  1. 6

    広島新井監督を悩ます小園海斗のジレンマ…打撃がいいから外せない。でも守るところがない

  2. 7

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  3. 8

    令和ロマンくるまは契約解除、ダウンタウンは配信開始…吉本興業の“二枚舌”に批判殺到

  4. 9

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  5. 10

    永野芽郁「二股不倫」報道でも活動自粛&会見なし“強行突破”作戦の行方…カギを握るのは外資企業か