42歳で大腸がん手術 金哲彦さんは大量下血にむしろ感謝

公開日: 更新日:

 手術では開腹してS字結腸を4~5センチ切除しました。お願いしたのはたった一つ、「腹筋だけは傷つけないように切ってください」でした(笑い)。

■「後から思えば、予兆はあった」

 無事に手術が終わり、何より嫌だったのは尿道カテーテルがつながれた状態です。手術翌日にはICUから一般病棟に移ったので、「尿道カテーテルを外してほしい」と訴えました。「自力で排尿できるなら」ということで試しに外してもらい、点滴スタンドを支えにして必死でトイレまで歩きました。でも、いざ尿を出そうという段階になると出せないんです。縫い目がつれるような激痛で自力排尿は無理でした。「そうでしょうね」と言いたげな医師に、その後すぐに麻酔なしでカテーテルを付けられてしまいました(笑い)。

 数日後、医師から「大腸がんステージⅢa」だったことを告げられました。つまり、がんのリンパ節への転移も少し始まっていたのです。さらに大腸の外側にがんがはみ出して、一部ほかの臓器に癒着も見られたようです。ただ、遠隔転移はなく、手術によって癒着もキレイに剥がれ、手術は成功とのことでした。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  3. 3

    国民民主党「選挙違反疑惑」女性議員“首切り”カウントダウン…玉木代表ようやく「厳正処分」言及

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    本命は今田美桜、小芝風花、芳根京子でも「ウラ本命」「大穴」は…“清純派女優”戦線の意外な未来予想図

  1. 6

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  2. 7

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  3. 8

    石破首相続投の“切り札”か…自民森山幹事長の後任に「小泉進次郎」説が急浮上

  4. 9

    今田美桜「あんぱん」44歳遅咲き俳優の“執事系秘書”にキュン続出! “にゃーにゃーイケオジ”退場にはロスの声も…

  5. 10

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃