氾濫する「歯磨き情報」にまつわる5つの誤解 歯科医が解説

公開日: 更新日:

 第一、虫歯や歯周病になるのは歯と歯の間や歯ぐきのくぼみなど。すでに虫歯の原因菌であるミュータンス菌が歯の表面にプラークをつくっていれば、歯磨きで破壊しなければ、いくら強力な抗菌作用のある唾液の持ち主でも歯の再石灰化ができず、意味をなさない。

【2】口臭は間違った磨き方をしているから

 歯と歯の間や歯周ポケットに食べかすが残って腐敗することもあるが、口臭には寝起きや空腹時など誰にでも起きる生理的口臭もある。ほかに飲酒や喫煙やニンニクなどの飲食物・嗜好品による口臭、虫歯や歯周病、鼻、のど、消化器などの病気が引き金になる病的口臭、ストレスが原因の口臭がある。見逃せないのは舌苔の臭いだ。

「舌の表面は角質が伸びて硬くなり、そのすき間に細菌や食べかすがたまった舌苔は卵が腐ったような強い臭いがします」

【3】「磨いた気にさせる」歯磨き粉は不要

 歯磨き粉には、虫歯予防や歯周病予防などの目的に応じていろいろな成分が入っている。歯磨き粉のしっとり感を保つ「湿潤剤」、口の中を泡立てる「発泡剤」、茶渋やたばこのヤニを落とす「研磨剤」、爽快感や香りをつける「香味」などだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  2. 2

    紗栄子にあって工藤静香にないものとは? 道休蓮vsKōki,「親の七光」モデルデビューが明暗分かれたワケ

  3. 3

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  4. 4

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  5. 5

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  1. 6

    永野芽郁×田中圭「不倫疑惑」騒動でダメージが大きいのはどっちだ?

  2. 7

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  3. 8

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動

  4. 9

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 10

    永野芽郁がANNで“二股不倫”騒動を謝罪も、清純派イメージ崩壊危機…蒸し返される過去の奔放すぎる行状