朝の歯痛や知覚過敏なら「歯ぎしり」が原因ということも

公開日: 更新日:

 4月の新生活から1カ月。新入生、新入社員はもちろん、出世した人、生活苦からパートを始めた人、定年後の再雇用で嘱託になった人、引っ越した人など新たな環境に「ストレスがピーク」という人も多いはず。そのストレスが知らぬ間に歯のトラブルとして表れることがあるから注意したい。

 自由診療歯科医で「八重洲歯科クリニック」(東京・京橋)の木村陽介院長が言う。

「この時期は“朝起きて突然歯が痛くなった”“冷たいものが染みるようになった”“朝起きると顎の関節が痛い”などの訴えが目立ちます。診察してみると原因は歯ぎしりということが少なくありません」

■ボツリヌス菌注射で治す

 歯ぎしりには3つのタイプがある。1つはグライディングと呼ばれる無意識のうちに上下の歯をこすり合わせるタイプ。横方向の力が加わるため、クラウンと呼ばれる詰め物が取れたり、歯周病の原因になったりする。

「昔の人は日常的に硬い食べ物を口にしていたために歯面がすり減り平らでしたが、いまは違う。そのためこのタイプの歯ぎしりは増えている印象があります」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    米倉涼子“自宅ガサ入れ”報道の波紋と今後…直後にヨーロッパに渡航、帰国後はイベントを次々キャンセル

  2. 2

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 3

    彬子さま三笠宮家“新当主”で…麻生太郎氏が気を揉む実妹・信子さま「母娘の断絶」と「女性宮家問題」

  4. 4

    アッと驚く自公「連立解消」…突っぱねた高市自民も離脱する斉藤公明も勝算なしの結末

  5. 5

    ヤクルト池山新監督の「意外な評判」 二軍を率いて最下位、その手腕を不安視する声が少なくないが…

  1. 6

    新型コロナワクチン接種後の健康被害の真実を探るドキュメンタリー映画「ヒポクラテスの盲点」を製作した大西隼監督に聞いた

  2. 7

    違法薬物で逮捕された元NHKアナ塚本堅一さんは、依存症予防教育アドバイザーとして再出発していた

  3. 8

    大麻所持の清水尋也、保釈後も広がる波紋…水面下で進む"芋づる式逮捕"に芸能界は戦々恐々

  4. 9

    “行間”を深読みできない人が急増中…「無言の帰宅」の意味、なぜ分からないのか

  5. 10

    万博協会も大阪府も元請けも「詐欺師」…パビリオン工事費未払い被害者が実名告発