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シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

認知症予防が可能に…カギはデンマークの10万人対象調査

公開日: 更新日:

 デンマークで10万人を対象にした認知症に関する論文が発表され、注目が集まっています。

 掲載されたのは、「カナディアン・メディカル・アソシエーション・ジャーナル」。調査はコペンハーゲンで2003年から15年の間に行われ、被験者のライフスタイルに関する問診、健康診断、血液検査が実施されました。

 その結果、被験者の年齢と性別、そして認知症と高い相関関係を持っているとみられるアポリポタンパクE遺伝子の有無を組み合わせることで、向こう10年間の認知症のリスクを知ることができるとしています。なお、アポリポタンパクE遺伝子は、脳細胞にとって有害な線維状のタンパク質βアミロイドの蓄積をもたらすと考えられている遺伝子です。

 論文では、10年以内に認知症になるリスクは60歳の女性7%、男性6%。70歳の女性16%、男性12%。さらに80歳以上になると女性24%、男性19%というデータも掲載されています。

 今回の調査に携わったコペンハーゲン大学のルース・フリック・シュミット博士は、「特にリスクが高い人をターゲットにした予防治療への第一歩になる」とコメント。

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